パーキングおいでやすの「車にまつわる豆知識」
2016年11月14日
今回は、「車にまつわる豆知識」をお伝えします。
「暖房」ではガソリンをあまり消費しない
冬場はほとんどの人が「暖房」を入れます。ガソリンが少ないときは、ガソリンの節約で、暖房を切る人もいますよね。しかし、車の暖房は「エンジンの廃棄熱」を利用しています。暖房を使うことでガソリンを多く消費することはないそうです。逆に、真夏のエアコンはエンジンに負荷をかけがちです。
エアコンは冷媒を循環するために、コンプレッサーをエンジンで駆動しており、エンジンに大きな負荷が発生します。それを補うため燃料消費が多くなってしまいます。夏場の日差しによる車内温度は50度にもなると言われています。車内温度が高いときは、窓を開けて熱気を逃がしてからエアコンをかけることで、効率よくエアコンを効かせることができます。
タイヤはなぜ黒いのか?
ゴムに「カーボンブラック」という炭素から成る黒い材料を配合しています。カーボンブラックは、印刷インキやトナー、マスカラなどの黒色顔料にも使われています。カーボンブラックをゴムに加えるとゴムの強度を高めることができます。ちなみに、世界で一番大きいタイヤはぶりじすとのサイズは V-STEEL E-LUG Sで、直径約4.02mです。

なぜ凍結した道路、冬道はすべるのか
「滑り」の原因は、”水”です。冬道の滑りの原因は、路面の氷上にできた水の膜です。
車が氷の上を走ると「気温」「日差し」「タイヤの摩擦」などで次第に水分が溶け出すことによってできてしまいます。
スタッドレスタイヤは普通のタイヤに比べて、タイヤ溝がデコボコと深く作られています。これで雪道で溝が雪を噛んでくれるおかげでグリップ力を得ています。
凍った路面は平らにみえますが、実はデコボコしてます。そういったデコボコ路面でも走行する為にはタイヤのゴムを柔らかくし、路面のデコボコに合わせて密着させる事が重要なのです。そのため、スタッドレスタイヤのゴムは、低温でも柔軟さを保つ特別な素材を使っています。
また、雪道でタイヤを滑らないようにするためには、タイヤと氷との間の水分を取り除く事が重要です。ゴムの構造などを工夫することにより、タイヤの除水性能が高められています。